中華Windowsタブレットのコストパフォーマンスの考察 Office365の使い方

1万円を切るWindowsタブレットが出てきた当たりで、これはちとローエンドモデルにも歯止めをかけないと犠牲者が出るのでは?と思い記事を書いてます
とはいえ中華Windowsタブレットのコストパフォーマンスについて自分なりの考えを書いておきたいのでまあ中華Windowsタブの現状をまとめるといった感じでしょうか

中華タブレット業界にWindowsタブレットが広まったのは2014年の8月頃で、日本にも代理販売業者が10月頃にはなん機種か取り揃えている状態だった
広まったのはWindowsOSの事実上の無償化の開始に伴い安さを命にしている中華業者が一斉に製造をしだしたからだ
10月頃はまだ本当に訳がわからない中華タブ(メーカーが中華界隈でも全く知られていないようなメーカー)が2万円前後、RAM1GBなら1万円台にぎりぎり入るよ~と言った感じでそれだったらLenovo Miix2 8を買ったほうがまだましといったような感じではあったが、中華の繁栄力は高く、次第に有名所の中華メーカーもiPad寸法でRetina液晶を積み1万円台で出してきたり、7インチのWinタブを14000円くらいで売り出したりと低価格化は激しさを増していった
今に至っては7インチのローエンドモデルでは10000円を切ってしまうほどで「さすがにやり過ぎだろ…」と思っていたのだが、やはりまだ10000円以下で売るのは早かったのか、色々と問題もあるそうだ

例えばPloyer MOMO7Wという現在最安価で売られているタブレットは、液晶解像度がWindows8.1の最低システム要件を満たしていないため、Windows8.1のアプリ(Win8用ストアからDLできるやつ)が動かなかったり、表示をダウンスケール(わからなかったら各自調べて)して表示しているなどなかなか致命的なものを背負っている

Win8システム要件(Microsoft公式)

つまり少なくともシステム要件だけはクリアした端末でないとWindowsとして快適に使えないかもしれないぞ、ということだ
日本メーカーやLenovo達ならこんなことを気にすることはなかったのだが中華タブだから仕方がない
ちなみにAndroidにも最低システム要件はあるけど中華タブは多分そんなこと知らずに作ってるからAndroid4.0でもRAM512MBの機種なんて有り余るほどあります(日本ではRAM1GB以上ないとAndroid4.0へのアップデートは実行されなかった

とまあ少し脅すような感じで始めましたが、気をつけるのは大体画面解像度だけで、CPUはどんなに下げてもAtom Z3735G(1.3Ghz4コア)ですしRAMも512MBはいまどき部品の入手が困難で低価格で提供できるかもわかりませんからどんなに下げても1GBでしょう
無論低価格すぎるタブレットは一度システム要件と照らし合わせることが必要だと思います
中華なので低価格化のために何をするかわかりませんからね。液晶を感圧式にしたりバッテリークソ少なくしたりCPUをどこから持ってきたのかわからないような旧型のAtomを使ったりとか何されるかわかったもんじゃない
多分以上のことをすれば4000円で売れるんじゃないですかね。RAM512MBで
ちなみにMOMO7W君は中国では5000円で売られているそうです。こわ

とまあこんなかんじに中華Windowsタブレットの歴史と注意点をあげたところで、どの程度のコストパフォーマンスがあるのかを説明したいと思います

今回コスパを比較するタブレットとしてLenovo Miix 2 8と比較していきたいと思います
Office抜きなら新品2万前後、Office込みだと4万円前後となっている
スペックは以下のとおり

OS Windows8.1 with bing
CPU Atom Z3740
RAM 2GB
メモリ 64GB
8インチIPS液晶 800×1280 
Microsoft OfficeH&B 2013搭載

一般的な中華Windowsタブレットと相違ないスペックだがメモリが64GBでOfficeH&Bが付いているというのが違うところか
といってもOfficeがなくなれば2万前後なのでOfficeの価値の分だけ値下げされたという感じか
OfficeH&BはAmazonで21049円だった
Office2013がずっと使えるのだから妥当な値段だろう

恐らく日本で一般的に売られている(電気屋とかで売ってる)タブレットとしては最安値のこの機種ですが、コストパフォーマンスでは中華タブも負けてはいません
先日僕の買ったCHUWI Vi8というデュアルOSモデルがMiix 2 8とスペックが似ているので比較させていただきます

CHUWI Vi8 DualOS 15980円

OS Windows8.1 with bing & Android4.4.4
CPU Atom Z3735
RAM 2GB
メモリ 32GB
8インチIPS液晶 800×1280 
Microsoft Office365搭載

相違点のみ赤字にしました
CPUはタブレットではZ3000シリーズはどれも大差が無いですので同一CPUということにします
OSはデュアルOSで2つのOSが使えるのですが今回は無視していいです。
メモリは32GBモデルです。最近では64GBを搭載してる中華タブもありますがコスパが悪いので却下
無論メモリは64GBでも足りないくらいなのでメイン機と使用するならどちらもMicroSD必須

とまあここまでは機種によって異なる範囲のスペックの違いですが、1つだけ中華タブ共通で言える大きな違いがあります
それはどの機種もOffice365を搭載しているということです
Amazonでは11800円で売られているこのOffice365が必ずと言っていいほどついてきます
ではこのOffice365は一体何ができるのか、こちらをご覧ください

1年間Officeの機能が全て使えてOneDriveに1TB分の容量が追加されます

こんな感じになります

ちなみに冒頭でも書いてるように中華Windowsタブレットは1万円前後で売られている機種もありますのでOffice365を買ったらタブレットがついてきたという現象になるわけです
ちなみにSkypeの30分無料通話は確認できませんでした。
Officeは全て使えます
Office365を買うくらいなら中華Winタブ買えってことですね
ちなみに中華Winタブを買ったのにまだOffice365を使っていないという画面の前のあなた!
有効期限があるので使う予定があるならぜひ今のうちにMicrosoftアカウントと紐付けしておきましょう
紐付けしてから365日なので有効期限ギリギリに使用するのもありです
中華WinタブのOfficeの使い方はこちら

メトロUIからMicrosoft Officeを起動
激活(右)をクリック

多分すぐ見つけられるところにあるはずです

Microsoftアカウントにログインを求められるのでログインします

これでOffice365は開封されました。

既にOneDriveに1TB追加されOffice使い放題になっています
それではダウンロードの仕方を教えます

成り行きで国と言語を選択

でもここの選択肢には日本および日本語はありません

適当な国と念のためEnglishを選んでおきます

そのまま進むとインストール画面になります

言語とインストールのオプションをクリックし、日本語を選んでインストールを押します

こっちのオプションには日本語があるのでそこからダウンロード、インストールします

2GBの空き容量が必要だそうです

意外とOfficeって容量食うんですね

一応この手順でOffice365がつかえるはずです
ちなみに機種によってはシリアルコードを求められることもあるそうです。
2機種試しましたがどちらもシリアルコードの要らないタイプでした
恐らくどこかにシリアルコードが付いているはずなので探してください
僕はてっきりシリアルコードがあるものだと思い込んで箱を隅々まで探して絶望していました
Teclast、CHUWIはシリアルコード要らずです(確認済み
今回はここまでです
中華WinタブはOffice365がついてきてそれでいて安いという究極のコスパを求めて終わりましたが、所詮中華タブです。
タッチパネルが反応悪かろうと爆発しようと仕様です
それを割り切れる人だけが挑戦しましょう

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